不動産ニュース / 開発・分譲

2016/5/23

東京・南千住で環境配慮型の商業施設を開業/ロイヤルホームセンター

ロイヤルホームセンター南千住店
ロイヤルホームセンター南千住店
3階のほとんどを使ったペット専門フロア
3階のほとんどを使ったペット専門フロア

 大和ハウス工業(株)グループで商業施設開発・運営を手掛けるロイヤルホームセンター(株)は26日、都内初出店となる「ロイヤルホームセンター南千住店」(東京都荒川区)を開業する。23日にプレス向け見学会を開いた。

 同店舗はJRなど「南千住」駅徒歩3分に立地。敷地面積は8,766.54平方メートル。日本貨物鉄道(株)(JR貨物)のセメントサイロの跡地で、ロイヤルホームセンターがリース会社を介して借り受け、開発した。建物は鉄骨造3階建てで、延床面積9,886平方メートル、売り場面積は6,970平方メートル。総事業費は23億円。初年度27億円、次年度36億円の売り上げ規模を目指す。

 ショップの目玉は3階の約1,800平方メートルに設けたペット専門フロア「アニマルシティ」。犬・猫・魚・鳥だけに限らず、プレーリードックやモモンガ、フクロウといった珍しい動物の生体販売や飼育関連商品をそろえた。3階のバルコニー部分にはドッグランも備えたほか、しつけ教室などのイベントも実施するなど、物販だけにとどまらない情報発信型の店舗を目指す。

 このほか、建築金物や木材、工具など、プロ向けの商品や家庭用品、インテリア商品など約9万600アイテムの商品を用意。家具製作教室やワークショップなども開催していく。

 建物は、2014年度の「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」に採択されており、環境配慮の仕組みを多く盛り込んでいる。屋上に太陽光発電システム20kWを設置したほか、光ダクトなどを使ってフロア全体に自然光を取り込む仕組み、人感センサーを使って人が存在するエリアの空調を自動で稼働させる仕組みなど、さまざまな環境配慮設備を盛り込んだ。
 これらを、ビル・エネルギー・マネジメントシステム(BEMS)を使って管理・制御することで、年間の一次エネルギー消費量を15年の改正省エネルギー基準に比べて約59%削減する。

 同社では、ネット・ゼロ・エネルギーを達成した「ロイヤルホームセンター津島店」(愛知県津島市)を4月に開業しており、今後はこうした環境配慮型の商業施設開発を進めていく考え。

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