


(一社)不動産流通競売協会(FKR)は26日、東京ビッグサイト(東京都港区)で開催中の「住スタイルTOKYO 2016」の会場内で、同協会初となる不動産オークションを開催した。
オークションは公開入札方式。事前にデポジットを支払い、参加登録をした個人・法人30人以上が参加した。
開会に際し、同協会代表理事の青山一広氏は、「今日のオークションは当協会としては初の試み。競売物件はあまり良いイメージがないため、何とか注目してもらおうというのが、今回の目的。楽しみながら参加していただき、安く買えればなお良い。国の競売も、市場価格に比べれば安く購入できるシステムとなっている。ぜひそちらにも目を向けていただきたい」などと挨拶した。
オークションに出品されたのは、同協会会員である宅建事業者が所有する、栃木県小山市のマンション1戸、さいたま市北区のマンション1戸、埼玉県行田市の戸建住宅2棟の3つで、いずれも未公開の物件で、オークション開始価格はいずれも1万円に設定された。
3物件すべてで落札者が決定。この後、出品した宅建事業者と落札者と売買契約を締結することとなる。
なお、29日にも同様のオークションを開催予定。会場は住スタイルTOKYO 2016の競売&投資不動産パビリオン特設ブースにて。参加には、同協会ホームページでの事前登録が必要。