不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/5/31

23区のビル景況感、プラスを維持/東京ビル協調査

 (一社)東京ビルヂング協会は31日、2016年4月期「ビル経営動向」の調査結果を発表した。同協会の会員を対象に、最新の賃料水準と空室率をアンケート調査。経営者の景況感についても聞いたもの。四半期ごとの調査で今回の調査対象は253社、うち152社から回答を得た。

 東京23区の共益費を含む坪当たりの新規賃料は、上限が2万6,477円(前回調査比304円下落)、下限は1万7,208円(同619円下落)といずれも下落。都心5区では、上限は中央区を除いて高い水準を維持。下限はすべての区で下落し、やや一服感がうかがえた。

 平均空室率は、23区で4.1%(同0.1ポイント低下)とやや改善。都心5区については、千代田区2.2%(同0.5ポイント低下)、中央区4.9%(同0.4ポイント上昇)、港区4.4%(同0.2ポイント上昇)、新宿区4.9%(同0.1ポイント低下)、渋谷区2.6%(同0.6ポイント低下)。

 3ヵ月前と現在とを比較した賃料水準景況感指数は16.0(同:16.2)と2ケタのプラスを維持。空室景況感指数も14.5(同:15.6)と13期連続で2ケタプラスを維持した。

 3ヵ月後の予測は、賃料水準景況感が13.4(同:18.2)、空室景況感が16.0(同:18.6)。景況感の改善が継続する見込みだが、見込み幅はやや低下した。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年10月号
その物件、どう活用する?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆