積水ハウス(株)と大和ハウス工業(株)は9日、「攻めのIT経営銘柄2016」に選定されたと発表した。
経済産業省と(株)東京証券取引所が共同で、14年度から「攻めのIT経営銘柄」を選定しているもの。「攻めのIT経営銘柄」とは、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化といった視点から、経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を指す。
積水ハウスは、提案・生産・施工等における「邸情報の一元化」により80億円のコストダウンを実現したこと、スマートデバイスの導入によりワークスタイルの変革やワークライフバランスを実現したことなどが評価された。
大和ハウス工業は、各種システムのスマートデバイス対応、技術文書・帳票・図面等の電子化を実施し、直帰率向上と工事担当者の残業時間削減に寄与。住宅・建築物のライフサイクルにおける「環境負荷ゼロ」を推進するため、IoTやクラウドを活用し、さまざまなサービスを提供したことなどが選定の理由となった。