不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/6/24

住み替えのタイミング「介護が必要になったら」が約半数に/相鉄不動産調査

 相鉄不動産(株)は23日、「南万騎が原駅周辺地域の暮らしに関するアンケート調査」の結果を発表した。国土交通省の「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」に採択された「住み替え循環の促進による郊外住宅池再生プロジェクト」の一環。調査は2~3月、相鉄いずみ野線「南万騎が原」駅周辺の住民に、地域での暮らしに関するアンケートを4,300件配布、有効回答数は1,034件だった。

 地域での生活への満足度を聞いたところ、「非常に満足している」という回答は12.0%、「満足している」49.2%、「やや満足している」24.5%を合わせると85.7%が満足しているという結果となった。定住意向については、「非常に住み続けたいと思う」が12.9%、「住み続けたいと思う」が59.7%、「やや住み続けたいと思う」が15.4%で、合計88.0%が定住意向を持っていると回答した。

 住み続けたい理由については、「自然環境が良い」69.6%、「住宅を所有している」68.5%と共に約7割の回答を集めた。一方で、住み続けたいと思わない理由については「買い物が不便」が52.8%と過半数が回答に。

 住み替えのタイミングについては、「介護が必要になったら」という回答が47.9%、「自宅を維持管理するのに体力上無理を感じたら」が46.9%など、自身の加齢等による要因が上位にランクインした。同社では「回答全体をみると、(1)自身の状況、(2)資金の状況、(3)子供の状況の順に住み替えを判断する要因の重要度が高くなっている」と分析した。

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