不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2016/7/5

販売物件の利益率高く推移、通期利益を上方修正/トーセイ16年11月期第2四半期決算

 トーセイ(株)は5日、2016年11月期第2四半期決算を発表した。

 当期(15年12月1日~16年5月31日)は、売上高306億5,500万円(前年同期比37.2%増)、営業利益76億7,500万円(同68.7%増)、税引前利益72億4,000万円(同73.6%増)、当期純利益47億4,300万円(同78.8%増)となった。

 不動産流動化事業は、「錦糸町トーセイビル」(東京都墨田区)、「STABLE NAKANO」(東京都中野区)、「シティフォーラム上本郷」(千葉県松戸市)といったバリューアップ物件19棟を販売したほか、Restyling事業において39戸を販売。バリューアップ物件の仕入れでは、収益オフィスビル、賃貸マンション合わせて28棟、土地3件を取得した。また、東京都豊島区に収益不動産を保有する岸野商事(株)、岸野不動産(株)をM&Aにより取得し、連結子会社化した。
 その結果、同事業の売上高は154億2,400万円(同12.1%増)、セグメント利益は36億2,700万円(同10.0%増)だった。

 不動産開発事業では、前期に引き続き戸建住宅の販売に注力。「THEパームスコート柏初石」(千葉県柏市)、「THEパームスコート越谷レイクタウン」(埼玉県越谷市)等、計53戸を販売した。戸建住宅開発用地2件、商業施設開発用地2件を仕入れている。
 第1四半期で売却した商業施設「T'S BRIGHTIA南青山」(東京都港区)、「T'SBRIGHTIA綱島」(横浜市港北区)が影響し、売上高は100億9,700万円(同142.5%増)、セグメント利益は36億5,900万円(同516.7%増)。

 なお、同日付で通期予想の修正を発表。当期に販売を予定していた物件の販売時期を見直した結果、売上高を535億6,200万円(前回発表比3.1%減)と下方修正したものの、当期間中の販売物件の利益率が当初予想を上回って推移したことなどから、営業利益90億円(同19.0%増)、税引前利益80億2,600万円(同23.3%増)、当期純利益52億6,600万円(同22.3%増)を見込む。

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