不動産ニュース / 開発・分譲

2016/7/12

「新虎通り」沿い開発が本格化、新橋四丁目の再開発着工/森ビル

「(仮称)新橋四丁目計画」外観イメージ
「(仮称)新橋四丁目計画」外観イメージ
新虎通りに面してテラスを設け、オープンカフェを通じて、賑わいを創出する
新虎通りに面してテラスを設け、オープンカフェを通じて、賑わいを創出する
1階はイベントスペースとして、賑わいづくりや情報発信等のエリアマネジメント活動拠点としていく
1階はイベントスペースとして、賑わいづくりや情報発信等のエリアマネジメント活動拠点としていく
「当事業が新虎通りの沿道開発のモデル事業となるよう進めていき、沿道の整備やエリアマネジメント活動に弾みをつけたい」と述べる、辻社長
「当事業が新虎通りの沿道開発のモデル事業となるよう進めていき、沿道の整備やエリアマネジメント活動に弾みをつけたい」と述べる、辻社長

 森ビル(株)は、大林新星和不動産(東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 卓氏)と進めている「(仮称)新橋四丁目計画」を着工した。

 敷地面積1,524平方メートル、延床面積1万7,499平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上15階地下1階塔屋1階建ての複合ビルを計画。「新虎通り」と「日比谷通り」の交差点に位置する、「新橋29森ビル」(1975年築)の再開発事業。2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、選手村とスタジアムを結ぶ重要な役割を担う「新虎通り」沿道では、細分化した敷地を統合した賑わいと統一感のあるまち並みづくりが推進されいる。同計画は、道路を挟んで隣接する2つの街区を一体的に開発し、街区を統合・再編する第1号プロジェクトとして、新虎通りの沿道開発を牽引する。

 1・2階には、新虎通りの賑わいづくりや情報発信等のエリアマネジメント活動拠点や商業施設を設置。1階には新虎通りに面してテラスを設け、オープンカフェとして、通りとの一体感を創出する。
 3~14階は、総賃貸面積約1万平方メートルのオフィス空間に。1フロア約260坪の整形な空間、2.8mの基準階天井高、100mmのフリーアクセスフロア、フルハイトサッシを採用。3階には、共用ラウンジや会議室も備えた、専有区画約60~180平方メートルのインキュベーションオフィスも設ける。
 屋上は、オフィスワーカーのリフレッシュスペースやワークプレイスとして利用できるルーフガーデンとする。
 竣工は2018年9月を予定。

 12日に開催した起工式後の祝賀会の冒頭、森ビル代表取締役社長の辻 慎吾氏は「当事業スタートを皮切りに新虎通り沿道のまち並み整備がいよいよ本格化する。それぞれの事業が沿道の“顔”として大きな単位で行なわれ、それを連坦させていくことが目標だが、当事業がモデル事業となるよう進めていき、沿道開発やエリアマネジメント活動に弾みをつけたい」と述べた。現在進めている虎ノ門ヒルズ周辺の一体再開発とあわせて、同エリアにおける「国際新都心ビジネスセンター」への変貌を加速させるとした。
 また、乾杯で檀上に上がった新虎通りエリアマネジメント協議会会長の松本栄一氏は「エリアマネジメントも今月よりいよいよ本格始動する。虎ノ門ヒルズとともに沿道の核となる施設として賑わい創出に期待するほか、新橋エリアにも近い開発ということもあり、新橋エリアの再開発と相乗効果を出して、3年以内には同施設を中心としたまちの活性化を目指したい」とコメントした。

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