東急不動産ホールディングス(株)は1日、2017年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(16年4月1日~6月30日)は、連結売上高1,457億7,600万円(前年同期比9.6%減)、営業利益93億5,600万円(同18.7%減)、経常利益69億3,500万円(同19.4%減)、当期純利益18億8,600万円(同64.1%減)であった。4月に発生した熊本地震の影響により、連結子会社が保有する固定資産(ゴルフ場)の減損損失を特別損失に計上。減益となった。
都市事業は「東急プラザ銀座」の稼働による寄与があったものの投資家向けのビル等売却収益が減少。売上高361億円(同24.7%減)、営業利益91億円(同11.7%減)に。住宅事業は土地の一括売却減少、分譲マンションの売り上げ減少などにより売上高96億円(同39.7%減)、営業損失12億円(前年同期:営業損失5億円)。仲介事業は前年同期に大型物件の成約があったことから、ホールセール部門は大型物件があったこと等から減収になったものの、リテール好調で売上高164億円(前年同期比1.2%増)、営業利益14億円(同55.5%増)であった。
通期は、連結売上高8,400億円、営業利益730億円、経常利益610億円、当期純利益315億円を見込んでいる。