不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/8/8

不動産投資、新規参入者の5人に1人が「マイナス金利」きっかけ/ファーストロジック調査

 (株)ファーストロジックは5日、「2016年不動産投資に関する意識調査」結果を発表した。同社が運営する不動産投資サイト「楽待」を利用したことがある不動産投資家を対象に、7月22~26日の期間、インターネットでアンケートを実施。回答数は1,102名。

 「不動産投資を始めるきっかけ」について聞くと、投資歴1年未満のうち5人に1人(18.5%)が「マイナス金利」と回答。そのほか、「アベノミクスによる景気回復」(5.6%)、「東京五輪開催の決定」(4.3%)など、景気へのプラス要素を考えて始めた人が一定数いることが分かった。

 投資歴に関係なく、「書籍」から不動産投資を知った人は40%超。比較すると、投資歴1年未満は「不動産ポータルサイト」(13.9%)、「投資家のブログ」(8.1%)など、インターネットを通じて知った割合が高かった。

 不動産投資を始めた1番の目的は、投資歴に関係なく「資産拡大のため」が30%超でトップに。投資歴1年未満は「年金代わりの収入を確保したい」(25.6%)という回答が、投資歴1年以上は「自由な時間を確保したい」(26.4%)が、次いで多かった。

 物件を探し始めた頃と現在の市況の変化については、投資歴に関係なく半数近くが「物件価格が上がった」と回答。また、「融資が受けやすくなった」と回答した人は「融資が受けづらくなった」より多く、特に投資歴1年以上では5倍もの差が生じており、金融機関が収益物件の融資に積極的な状況であることもうかがえた。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。