穴吹興産(株)は12日、2016年6月期決算を発表した。
当期(15年7月1日~16年6月30日)は、連結売上高778億5,600万円(前期比17.7%増)、営業利益40億4,100万円(同28.2%増)、経常利益37億4,100万円(同36.1%増)、当期純利益24億600万円(同32.1%増)の増収増益。
主力の不動産関連事業は、低金利の継続を追い風として、新築分譲マンションの契約・販売ともに堅調。契約戸数は1,654戸(同6.2%増)、売上戸数1,855戸(同7.6%増)となった。消費税率引き上げを前提に販売・引き渡しを前倒しで進めてきたことから、次期以降の引き渡し予定マンションのうち契約済みが1,834戸。未契約完成在庫は6期連続のゼロとなっている。
賃貸中の区分所有マンションを買い取り、退去後に売却する中古マンション買取再販事業では、取得戸数が241戸(同62.8%増)、売却戸数が104戸(同19.5%増)となった。期末の保有戸数も459戸(同43.0%増)と拡大基調となっている。
この結果、不動産関連事業の売上高は598億1,100万円(同19.5%増)、営業利益49億400万円(同11.0%増)となった。
次期については、連結売上高838億円、営業利益40億5,000万円、経常利益37億5,000万円、当期純利益22億5,000万円を見込む。