不動産ニュース

2016/8/16

東京・世田谷に産学連携のスマートウェルネス住宅/東急不動産

スマートウェルネスシステム概念図
スマートウェルネスシステム概念図
「ブランズガーデン瀬田」外観イメージ
「ブランズガーデン瀬田」外観イメージ

 東急不動産(株)は、建売分譲住宅「ブランズガーデン瀬田」(東京都世田谷区、総戸数9戸)において、東京都市大学や順天堂大学の工学的・医学的知見を取り入れた「安心安全で健康に配慮した住まいづくり(スマートウェルネス住宅)」を目指した取り組みを開始した。

 同社では、「省エネ性能」「健康性能」「安心・安全性能」の3つの視点から、各分野の専門家の知見を取り入れスマートウェルネス住宅の開発を推進している。その実現へ向け「賢く電気を使う。機械設備に頼りすぎない=省エネ(スマート)」「心(ストレス)も身体(アレルギー)も健康な暮らしの場を提供=健康配慮(ウェルネス)」「安心(防犯、子育て、地域コミュニティとのつながり)と安全(耐震、防災<在宅避難の備え>等)」の要件を基準として定義。

 「ブランズガーデン瀬田」では、東京都市大学の工学的知見により、省エネの取り組みとして、住宅性能評価・断熱等性能等級4の室内の床や壁・天井の表面温度のコントロール(放調技術の導入)、窓の外に設けた「外付け日除け」、Low-E複層ガラスの導入により断熱性能の向上を図った。さらに安心・安全の取り組みとして、建築基準法の1.25倍に相当する住宅性能表示の耐震等級2をクリアするとともに、3階建てプランでは、構造と基礎をつなぐホールダウン金物を引っ張り耐力に強いものに代えることなどで、実質性能で耐震等級3同等以上、建築基準法の1.5倍以上の耐震性能を持つ工夫を施した。

 また、健康への取り組みとして、順天堂大学の医学的観点からの住まいづくりを採用。そのほか、東急グループ各社のノウハウを生かし、自宅での健康づくりとして、東急スポーツオアシスによるホームジムプログラム提供など、各種ソフトサービスの提供も予定している。

 なお、同物件は、東急田園都市線「二子玉川」駅徒歩12分、同「用賀」駅徒歩10分。敷地面積81.30~104.24平方メートル、延床面積100.9~121.34平方メートル。木造2×4工法2階・3階建て、間取り3LDK・3LDK+S・4LDK。
 竣工は2016年9~10月の予定で、10月上旬にはモデルルームもオープンする。販売時期および価格は未定。入居開始時期は17年1月下旬を予定。

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