不動産ニュース / 開発・分譲

2016/9/2

東京・目黒に「睡眠」「認知機能」を向上させる有料老人ホーム/住友林業グループ

「グランフォレスト 学芸大学」外観予想図
「グランフォレスト 学芸大学」外観予想図

 住友林業(株)のグループ会社で、有料老人ホームの運営を行なう(株)フィルケアは1日、「グランフォレスト 学芸大学」(東京都目黒区、居室数64部屋)の入居者募集を開始した。

 同施設は、東急東横線「学芸大学」駅徒歩6分に位置。敷地面積2,008.97平方メートル、延床面積2,832.37平方メートルの木造3階建て。新しい試みとして、同社筑波研究所の研究成果である「睡眠の質を向上する室内空間」と「認知機能の改善を意識した庭」を導入している。

 各居室は、木の内装により照明からのブルーライトを吸収し、眠りにつきやすい空間とした。室内の照明機器は入居者の好みにより、睡眠30分前から徐々に暗くなる「おやすみタイマー」や、起床30分前から徐々に明るくなる「お目覚めタイマー」を採用。また、「ICT 見守りシステム」により、入居者の健康と安全を見守る体制を整えた。

 外構は、認知機能の改善が期待できる「花笑み(はなえみ)の庭」を提案。外に出やすい動線の工夫や、植栽の種類や配置を考慮した計画としている。月に1度、庭にある植物を利用して行なうレクリエーション「木の花レク」も活用し、認知機能の改善に役立てる。

 月額使用料は、基本プランで約27万6,000円の予定。竣工は12月、2017年2月のオープンを目指す。

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