不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/9/13

「東京」駅まで直通30分圏内のマンション投資利回り、「船橋」駅が最高値/健美家調査

 不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」を運営する健美家(株)は13日、「東京駅から直通で30分圏内の駅利回り比較」の調査結果を発表した。同サイトに登録された新規物件を、区分マンション、1棟アパート、1棟マンションに分けて集計、算出したもの。新幹線・上野東京ラインを除く、各駅・急行・特急停車駅が対象。

 区分マンションの1位は「船橋」駅(総武線)の12.08%。2位が「西船橋」駅(京葉線・武蔵野線)の11.65%、3位が「新川崎」駅(横須賀線)の9.40%と続いた。いずれも築年数は古いが、専有面積は広めだった。一方、利回りが低い駅は、1位「八丁堀」駅(京葉線)の5.31%、2位「恵比寿」駅(山手線)の5.32%、同じく「浜松町駅」駅(山手線・京浜東北線)の5.32%。

 1棟アパートの1位は「津田沼」駅(総武線)の9.12%。2位「横浜」駅(東海道本線)の8.89%、3位「船橋」駅の8.55%と続いた。平均築年数の古い駅が多い中で、築8.0年の「王子」駅(6位)、9.5年の「東高円寺」駅(9位)の新しさが目立つ結果となった。利回りが低い駅は、1位「四谷三丁目」駅(丸ノ内線)の4.42%、2位「高田馬場」駅(山手線)の4.53%、3位「大崎」駅(山手線)の5.27%。

 1棟マンションの1位は「中野坂上」駅(丸ノ内線)の9.79%。2位「新小岩」駅(総武線)の8.87%、3位「鶴見」駅(京浜東北線)の8.53%と続いた。「新小岩」駅、「鶴見」駅、「船橋」駅はすべての物件カテゴリーでランクインしている。利回りが低い駅は、1位「恵比寿」駅の4.44%、2位「巣鴨」駅(山手線)の4.58%、3位「高田馬場」駅(山手線)の4.62%だった。

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