不動産ニュース / 開発・分譲

2016/10/5

「小岩」駅周辺の大規模再開発事業に参画/野村不動産

開発後のイメージ
開発後のイメージ

 野村不動産(株)は4日、清水建設(株)、(株)タカラレーベンとともに、「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」(東京都江戸川区)の特定業務代行者および参加組合員に選定されたと発表した。

 JR「小岩」駅周辺は、2009年1月に江戸川区によって「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本構想」が策定された。幅員の狭い道路に多くの老朽化した木造建物が密集していることなどから、これらの課題を解決するべく、複数の市街地再開発事業を中心にまちづくりを進めている。

 同計画では、敷地内をI街区(敷地面積約1,040平方メートル、延床面積約7,240平方メートル、鉄骨造地上10階建ての商業施設)、II街区(敷地面積約2,900平方メートル、延床面積約2万7,770平方メートル、鉄筋コンクリート・鉄骨造地上3階地下1階建ての住宅、商業からなる複合施設)およびIII街区(敷地面積約5,010平方メートル、延床面積約5万2,040平方メートル、鉄筋コンクリート・鉄骨造地上32階地下2階建ての住宅、商業からなる複合施設)に分割し、駅前という立地特性を生かした街区間の連続性に力を入れるとともに、地域に開かれた空間を整備していく。

 また、すでに竣工してる「南小岩七丁目西地区」と、進行中の「南小岩七丁目地区」などを結ぶ形で整備されるリングロードとの回遊性や賑わいの創出、住環境や地域の安心・安全性の向上を図り、土地の高度利用により、住宅、商業機能等を備えた複合市街地への更新を図っていく。

 野村不動産は、参加組合員の幹事企業として、住宅保留床をタカラレーベンおよび清水建設と共同で取得し、商業保留床を当社単独で取得。
 低層部を構成する商業施設は、地域の商店街とつながるまちの重要な動線であることから、これまでの商業施設の保有・運営実績を生かし、まちの賑わいに寄与できるような施設計画を策定していく。

 工事完了は、24年12月の予定。

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