不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/10/20

大型物流施設空室率、首都圏・近畿圏とも上昇/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)は20日、2016年第3四半期の首都圏・近畿圏における大型マルチテナント型物流施設の市場動向を発表した。延床面積1万坪以上の施設、首都圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)106棟、近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府)22棟について調査した。

 首都圏は、空室率9.1%(前期比0.2ポイント上昇)。4棟・9万3,000坪の新規供給があったが2棟で空室を大きく残し竣工。また竣工後1年以内の物件の空室が長期化していることが空室率を押し上げた。

 エリア別に見ると、「圏央道エリア」が23.4%(同3.7ポイント上昇)と上昇、「東京ベイエリア」は8.4%(同変わらず)で横ばいに。「外環道エリア」5.7%(同1.7ポイント低下)、「国道16号エリア」7.1%(同0.7ポイント低下)は共に低下した。特に「国道16号エリア」は、4エリア中最も供給が多かったにもかかわらず、2期連続での低下に。

 近畿圏の空室率は6.9%(同5ポイント上昇)と大幅に上昇。2棟・7万9,000坪の新規供給があったためで、これは四半期ベースでの過去最高の供給量。新規需要も4万6,000坪と、歴代4位の高水準を記録した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。