


パナホーム(株)は10日、50~60歳代の富裕層をターゲットにした木造住宅「artim(アーティム)」のライフスタイルを提案する新拠点「サロン青山」(東京都港区)を開設した。
「artim」は、8月より東京都限定で発売した設計自由度の高い商品(関連ニュースはこちら)。サロンでは、同商品の魅力を、イベントを通して潜在顧客にアピールしていく。
サロンは、東京メトロ銀座線「外苑前」駅徒歩3分に立地。総床面積437.42平方メートル。1階は広がりのある吹き抜けのエントランス、大空間のリビング、大きなテーブルを中心としたキッチンなどを設えた。2階は商談スペース。
「住を楽しみ、自分らしいくらしを創る」という「artim」が提案する生き方を体現する人を招き、月1回、トークショーやワークショップなどのイベントを開催。イベント通して価値観を共感してもらい、その内容をSNSやWEBサイトで情報発信・拡散させ、集客につなげていく。
同モデルハウスには、これまでに120組が来場。来場者の年齢は50~60歳代、40歳代、30歳代が各3割となっており、想定よりも若い世代が多かったという。特に自然素材(木製サッシ、挽板フローリング、漆喰壁など)を取り入れていることや、大空間のリビングについての評価が高かった。
9日会見した同社執行役員「artim」プロジェクトマネージャーの細谷昭弘氏は「海外在住経験がある人や、作り手の細かいこだわりに共感する人など、今までのパナホームの顧客とは違う層のお客さまに来場いただいている。鉄骨のパナホームだが、木造とシナジーを高めていく。名阪への展開は東京で事業を成功させてから検討する」などと話した。