不動産ニュース / 開発・分譲

2016/11/21

「中目黒」駅周辺高架下に、全長700mの商業施設オープン/東急電鉄

駅中央口を出て、山手通りを挟んだ向かいには、「中目黒 蔦屋書店」が入居
駅中央口を出て、山手通りを挟んだ向かいには、「中目黒 蔦屋書店」が入居
南改札側は商業施設と直結。改札に面した区画には、女性に人気の高い「THE CITY BAKERY」が入居
南改札側は商業施設と直結。改札に面した区画には、女性に人気の高い「THE CITY BAKERY」が入居
「目黒」駅を挟む形で全長700mに及ぶ高架下に店舗を整備した
「目黒」駅を挟む形で全長700mに及ぶ高架下に店舗を整備した

 東京急行電鉄(株)は、東京地下鉄(株)と共同で推進してきた商業施設「中目黒高架下」のオープンに先駆け、21日、マスコミ向けに公開した。

 同施設は、東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」駅改札(正面・南)を挟む形で、高架下全長約700mに及ぶ(東京都目黒区上目黒一丁目、二丁目、三丁目)。敷地面積約8,300平方メートルを開発。延床面積約3,600平方メートル。目黒川から祐天寺方面へ、繁華街や住宅地を貫き開発することで、「中目黒」駅周辺の既存商店街や緑道との回遊性をより一層高める計画。耐震補強工事も実施済み。

 高架下空間をさまざまな店舗がシェアすることを強調し、「SHARE(シェア)」を開発コンセプトに設定。各々の外装デザインで空間を演出、目黒川沿いには店舗用のテラススペースを設けることで、人やまちに開かれた空間を創出した。

 商業施設名は、ブランド力のある「中目黒」を最大限に生かしながら、工事前にも店舗が立ち並んでいた歴史を感じられるよう、シンプルに仕上げた。商店街のように同地に根付き、親しまれることを目指す。

 テナントは、中目黒近辺にゆかりのある飲食店や、地方で人気の高い関東初出店店舗など、店舗や事務所など全28店舗が出店した。
 中目黒の人気店「水炊きしみず」などを手掛ける清水 明氏が全面プロデュースする「鶏だしおでん さもん」、白金台の「ルクソール」や広尾の「イルメリオ」などで腕を振るった原シェフが、人気店を多数手掛けるダルマプロダクション・古賀慎一氏と組んだ「原トリッパ製造所」のほか、女性一人でも来訪しやすい、日本初のフレンチトースト専門店兼シャンパンバー「LONCAFE STAND NAKAMEGURO」、ニューヨーク発のベーカリー「THE CITY BAKERY」、書籍・雑貨・カフェの融合ショップ「蔦屋書店」など、個性豊かなラインナップを揃えた。

 一般向けのオープンは22日11時。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。