不動産ニュース / 開発・分譲

2016/11/22

千葉・柏の葉の調整池を人が集うオープンスペースに/三井不動産他

テープカットの様子。写真左から、三井不動産(株)取締役専務執行役員・北原義一氏、田中地域ふるさと協議会会長・染谷 茂氏、柏市長・秋山浩保氏、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)代表取締役副社長COO・武田 宣氏、UDCKセンター長・出口 敦氏
テープカットの様子。写真左から、三井不動産(株)取締役専務執行役員・北原義一氏、田中地域ふるさと協議会会長・染谷 茂氏、柏市長・秋山浩保氏、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)代表取締役副社長COO・武田 宣氏、UDCKセンター長・出口 敦氏
アクアテラスの位置図
アクアテラスの位置図
一般供用開始と共に、多くの人がアクアテラスを訪れた
一般供用開始と共に、多くの人がアクアテラスを訪れた

 三井不動産(株)と柏の葉アーバンデザインセンター(以下、UDCK)は22日、「柏の葉イノベーションキャンパス」(以下、イノベーションキャンパス)の中間ゾーンに設けていた調整池を親水空間にした「アクアテラス」の一般供用を開始。それに先駆けて、オープニングテープカットセレモニーを開催した。

 「アクアテラス」は、居住機能、業務・研究機能、商業機能を集約することで、職住が近接した多機能コンパクトなまちづくりを進めている「イノベーションキャンパス」の中心に位置。集中豪雨などに伴う雨水流出抑制を目的に設置した「2号調整池」を、地域の価値向上を目的に、UDCKと三井不動産が中心となり改修を実施した。

 6ヵ所に階段やスロープ、ブリッジ等を設置し、あらゆる方面から水辺に近づけるようアクセスを確保。水辺を囲むように遊歩道を整備した。さらに見晴らしの良い場所にはデッキやカウンターテーブル、スツールを設けた。
 周囲にベンチを配置し、水際にはイベントで活用できるスペースも用意。イベントやアクティビティも開催できるようにしている。
 貯水池自体にも噴水や循環器などを設置。アオコの発生などを抑制する工夫も取り入れた。

 運用・管理にあたって、UDCKが柏市と協定を締結。UDCKが調整池を維持・管理し、解放運用も手掛けていく。また植栽や安全管理に係る費用は、調整池に隣接する土地所有者によって構成されている「田中地域ふるさと協議会」(会長:染谷 茂氏)が負担、UDCKに支払うスキームとしている。

 2017年春には、東岸一体にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)が手掛けるライフスタイル提案型商業施設「柏の葉T-SITE」のオープンが予定されており、地域住民、就業者、大学関係者などが集い交流するコミュニティ拠点化することが期待されている。

 テープカットに先立ち挨拶に立ったUDCKセンター長の出口 敦氏は、「通常調整池は、雨水を一時的にためておくためだけのスペースに過ぎない。そこを、リクリエーションの場、コミュニケーションを図る場に転換することができた。自然豊かな空間を、多くの人にを楽しんでいただきたい」と述べた。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆