スターツコーポレーション(株)が出資する現地法人「Starts Facility Philippines Inc.」は1日、フィリピンのPEZA工業団地にて、自社の企画・賃貸・管理によるレンタル工場「スターツ レンタル ファクトリー」の運営を開始した。
フィリピンに新規進出する日系中堅メーカーは、土地の購入や工場の建設に伴う初期投資を極力抑えたいと要望することから、これに対応することが狙い。
同物件は、フィリピン経済特区庁から認定されたPEZA工業団地内に位置しており、入居するPEZA認定企業は、税優遇の享受が可能となる。
また、日系企業が集積するラグナ州サンタ・ローサ地区のグリーン・フィールド・オートパークに位置し、マニラ中心地より車で約30分という好立地でもある。
敷地面積は約1ha、建築面積は約8,000平方メートル。設計・施工は現地のゼネコンが担当し、施設の所有・管理はスターツファシリティーフィリピンが行なう。また、グループ会社であるスターツフィリピンが賃貸仲介を行なう。
現在、プラスチック成形加工、金型製造、精密板金加工、重量物梱包材製造を営む4社の入居が確定している。
今後、スターツコーポレーション国際事業本部を連携しながら、日系企業の海外進出をサポートしていく考え。