三井不動産(株)および三井不動産リアルティ(株)子会社のカーシェアリング・ジャパン(株)(CSJ)は13日、オフィスビルのさらなる付加価値向上のため、テナント企業向けに法人会員制カーシェアリングサービスの提供を開始した。
テナント企業は、カーシェアリングサービスへの入会により、駐車場契約、車両リース契約、保険契約、車検手続きなどの煩雑な管理手間を削減することができる。
また、一般のカーシェアリングサービスと違い、オフィスビルの敷地内駐車場に設置することで、自社から最も近い駐車場で利用可能。社員の福利厚生としても利用可能で、登録した社員運転者は、プライベート利用として個人でも上記サービスを使うことができるようになる。
加えて、テナント企業は利用契約を締結することで、カーシェアリングサービス「カレコ・カーシェアリングクラブ」のサービスも利用可能となる。
第1弾として、三井不動産が運営するワールドビジネスガーデン(千葉市美浜区)の敷地内駐車場に同サービスを導入。JR京葉線「海浜幕張」駅から徒歩2分圏内にある大規模オフィスビルで、国際的なビジネス拠点として約180社のテナント企業が入居する。
今後両社は、都心部や東京近郊のオフィスビルにおけるサービス展開を検討していく。