不動産ニュース / 開発・分譲

2017/6/20

埼玉の分譲地がヒートアイランド対策でモデル事業に採択

住宅内外を一体と捉えたヒートアイランド対策のイメージ

 ミサワホーム(株)は20日、同社が手掛ける戸建住宅分譲地「オナーズヒル戸田 緑テラス」(埼玉県戸田市、総区画数18区画)が、埼玉県の「先導的ヒートアイランド対策住宅街モデル事業」に採択されたと発表した。

 「先導的ヒートアイランド対策住宅街モデル事業」は、埼玉県がヒートアイランド現象問題に対処する取り組みとして、総合的にヒートアイランド対策を施した先進的な住宅街モデルをともに創出する事業者を募集したもの。

 「オナーズヒル戸田 緑テラス」はJR埼京線「戸田」駅徒歩16分。開発面積2,215.30平方メートル。各住戸の駐車場やインターロッキングブロック舗装部分に散水ミストを設置し、表面温度を低下させるほか、シンボルツリーへの散水、テラスなどの半屋外空間に散水ミストや同社独自開発のパッシブクーリングアイテム「ドリップルーバー」を設置することで各所にクールスポットを形成する。またそこで生成された冷気を電動トップライト、シーリングファン、欄間付ドアなどを導入することで効果的に室内に流す仕組みをつくり、住宅内外の温熱環境を一体と捉えた都市型分譲地ならではのヒートアイランド対策を実施する。

 また、自然の風を効果的に室内に取り入れエアコンの稼働時間を減らすことで、エアコン室外機からの排熱抑制につなげる。さらに、街区内の道路には、通常のアスファルト塗装に比べて蓄熱しにくい高反射背舗装を採用し、昼間の路面温度の上昇を抑える。

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ヒートアイランド現象

都市部の高温化現象のこと。この現象を防止するには、日中のコンクリートの熱吸収を抑制するとともに、蒸発する水分量を増やして熱の放散を促進することが必要である。建築物の屋上に設けた緑地(屋上緑化)は、その両面で大きな効果を発揮する。

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