
(株)長谷工コーポレーションはこのほど、ルーフバルコニーの防雨性を確保するアルミ製の水切りを開発、商品化した。
白水興産(株)(東京都港区、社長:岡﨑裕明氏)との共同開発。開発商品は、マンションのルーフバルコニーの防水層端部に設置する、庇形状のアルミ製金具。
従来は、現場コンクリート打設で庇を成形していたが、形状が複雑なため型枠・鉄筋工事に手間がかかっていた。またコンクリートで成型する際には厚さ150mm以上、幅100mm程度が必要とされた。しかし今回開発の水切りを採用することで、型枠形状がシンプルになり、パラペットの高さも抑えることができることから、防雨性を確保しながら躯体工事の労務を省力化できるという。また部材や廃材の削減にもつながる。
「ブランシエスタ王子」(東京都北区、鉄筋コンクリート造地上10階建て)で初採用し、今後同社が設計施工するマンションの事業主へ積極的に採用を提案していく考え。