不動産ニュース / 仲介・管理

2018/4/3

Rバンク、阿佐ヶ谷に女性専用シェアハウス

「阿佐ヶ谷girls」外観

 4月1日に京急グループ入りした(株)Rバンクは2日、女性専用シェアハウス「阿佐ヶ谷girls」(東京都杉並区、全7室)をオープンした。同社が企画した55棟目の女性専用シェアハウスで、管理運営では45棟目。

 同物件は、JR中央線「阿佐ヶ谷」駅徒歩8分に立地。建物は1966年築、木造2階建て、延床面積121平方メートル、すべて和室、全11室の共同住宅だった。風呂なし、共同トイレ、内廊下に加え、接道基準が満たない既存不適格物件だったため、建て替えやアパートへのリノベーションは困難であり、同社が寄宿舎へ用途変更の上シェアハウスへの改装をオーナーに提案した。

 外壁、躯体を除いてフルスケルトン化し、耐震診断と補強を行なった。1階には居室5室と浴室・トイレ、2階は居室2室とシェアキッチンを配した。2階部分を減築し、延床面積は99平方メートルに。減築部分には大きなサッシとルーフバルコニーを設置し、開放感を高めている。シェアキッチンや居室は、床や建具に無垢材を多用している。

 居室は、専有面積6.8~7.8平方メートル。ベッド・照明を設置しているほか、デスク、ラック、ハンガーなど部屋ごとに異なる家具を入れている。

 家賃は、月額5万1,000~5万9,000円(別途共益費月額1万5,000円)。自社ホームページのみのプロモーションで、すでに6室が成約済み。

居室にはベッド・照明のほか、部屋ごとに異なる家具が設置される
シェアキッチンは同社オリジナル仕様。2階部分を減築して設けたルーフバルコニーに隣接する

この記事の用語

シェアハウス

複数の居住者・家族が一定の生活空間を共用する住宅をいう。一般に、台所、浴室、居間などを共用し、居住者同士のコミュニケーションが生まれることとなる。賃貸住宅として供給されているが、居住スタイルの選択肢の拡大に応える住宅形態のひとつである。

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