不動産ニュース / 開発・分譲

2020/1/23

投資用ワンルームの災害対策を強化

 (株)アーバネットコーポレーションは22日、自社開発の投資用ワンルームマンション向け「アーバネット防災プログラム(台風対策)」を策定したと発表した。

 2019年の台風15号、19号の発生等を受けて、マンションでも窓ガラスの破損、浸水、停電等が発生し、エンドユーザーの防災意識が高まっているが、投資用ワンルームマンションでは区分所有者が実際に住んでいないという物件の性質上、全体的な防災対策に遅れが見られている。そこで、同社では、台風対策の取り組みを急務と考え、新たなプログラムを作成した。

 設計面では、共用部1階に防災倉庫を設置。電気室は必ず地上階に設置し、1階に設置する場合は防水ドアも設ける。設備面では、強風対策としてガラスおよび網戸の飛散脱落対策、サッシの耐風圧性能の強化を、豪雨対策として共用部への雨水侵入対策の強化等を、停電対策として停電時の備品対策等を行なうとした。

 今後開発する投資用ワンルームマンションで順次採用していく方針。

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