不動産ニュース / リフォーム

2020/9/24

大和ハ、埼玉で1棟リノベ分譲マンション

リノベーション後の外観

 大和ハウス工業(株)は24日、1棟リノベーション分譲マンション「リブネスモア戸田公園」(埼玉県戸田市、総戸数46戸)を報道関係者に公開した。同ブランドとしては3棟目で、東日本エリアでは初の物件。

 JR埼京線「戸田公園」駅徒歩8分。敷地面積約923平方メートル、延床面積約3,632平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造地上9階建て。賃貸マンションとして利用されていた1989年12月竣工の建物。2017年7月に旧・大和ホームズオンライン(株)(19年に大和ハウスが吸収合併)が取得。20年1月に専有部分のリノベーションと大規模修繕を開始し、このほど完成した(一部専有部を除く)。

 専有部については、多様なライフスタイルに対応するため、「フルリノベーションプラン」(22戸)と、「セレクトプラン」(11戸)、「自由設計プラン」(7戸)の3つを用意。
 「フルリノベーションプラン」では、同社が戸建住宅で提供している共働き世帯のための「家事シェアハウス」で好評な「自分専用片付けロッカー」などのアイテムを採用した住戸のほか、西海岸やカフェをイメージした住戸等を用意。さらに、リビング横に配置した独立ワークスペース「セカンドワークプレース」や、食品庫兼用の備蓄庫「ストレージバンク」を導入した住戸も導入する。「セレクトプラン」は、床や建具などを購入者が選択できる提案で、「自由設計プラン」は、解体工事後のスケルトン状態で引き渡し、間取りや設備などを自由に設計することができるもの。

 共用部については、防水工事や塗装工事、タイル補修工事の他、デザイン性や防犯性に配慮した玄関扉やモニター付きインターホンの更新工事などを実施。その他、埼玉県の自転車保有率の高さに配慮し、駐輪場を46台から92台に拡充。防犯カメラの増設や宅配ボックスも新設した。

 分譲戸数は40戸で、専有面積は約66~81平方メートル(2LDK+S、3LDK)。販売価格は3,498万~4,228万円(第1期:2戸、第2期一次:8戸)。案内開始から約2ヵ月で資料請求約50組・モデルルーム案内約40組の反響を得ているという。

 同社リブネス事業推進部理事の平井聡治氏は、「今後も既存マンションや社宅等の買取再販事業を強化していく」と話した。

リノベーション後のリビング・ダイニング

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