不動産ニュース / その他

2020/12/7

保有建物すべてに非FIT再エネ電源から電気供給

 ヒューリック(株)は7日、約1,000億円を投資し、非FIT(固定価格買取制度)太陽光発電の開発推進と小水力発電(出力が1,000kW以下の小規模な水力発電)の開発を開始すると発表。電力由来のCO2排出量を2050年にゼロとすることを目標に、保有建物すべてに自社の非FIT再生可能エネルギー(再エネ)電源から電気供給を行なうことを目指す。

 同社は、25年のRE100(事業活動に必要なエネルギーを100%再生可能エネルギーとすることを目標に掲げる企業が加盟する国際的なイニシアティブ)達成に向け、FIT制度を採用しない「非FIT」太陽光発電の開発を進めている。26年以降も、RE100対象である事業者自らの使用する電力(約60GWh)に加え、同社が保有するすべての賃貸建物で使用する電力(約370GWh)の100%再エネ化に向けて、非FIT再エネ電源の開発を推進する。

 開発については、(1)主に新規に開発する再エネ施設を取得することにより電源を確保する「追加性」と、(2)エネルギーミックスの観点から新たに小水力発電の開発に着手する「強靭化」の2つを基本方針とし、「持続可能な社会の実現」に貢献する。

 小水力発電の開発についても太陽光発電と同様に(株)アドバンスを事業パートナーとする。群馬県利根郡で第1号物件の小水力発電(約200kW)が21年9月に稼働する予定。現在、これを含み国内3ヵ所の小水力発電所の計画を具体的に進捗させている。

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再生可能エネルギー

短期間に再生し、あるいは消滅しない燃料源から取り出されるエネルギーをいう。そのような燃料源として、太陽光、風、流水、植物・バイオマス、地熱などがある。

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