不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/22

地所レジ、自由が丘で既存樹木を残した低層M

「ザ・パークハウス自由が丘ディアナガーデン」外観完成イメージ
3LDK(約146平方メートル)モデルルームのリビング・ダイニング

 三菱地所レジデンス(株)は22日、分譲マンション「ザ・パークハウス自由が丘ディアナガーデン」(東京都目黒区、総戸数44戸(うち募集対象外住戸12戸))のモデルルームをオンラインで報道陣に公開した。

 東急東横線・大井町線「自由が丘」駅徒歩9分、第一種低層住居専用地域の南傾斜の高台に立地。敷地面積3,619.27平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。(株)モリモトとの共同事業。

 外観は「Authentic Modern」をコンセプトに、水平ラインを意識した木調軒天仕上げの大庇や、職人の手仕事によるアースカラーの外壁タイルなどを採用。建物内に7ヵ所の吹き抜けを配し、内廊下と住戸内に自然光を取り込む設計とした。住戸間取りは1LDK+S(納戸)~3LDK、専有面積74.72~175.46平方メートルで平均100平方メートル超。最上階には130~175平方メートル台の大型3LDK住戸も用意した。大型車も格納可能な地下循環パズル式機械式駐車場32区画も確保している。
 竣工は2022年6月下旬、引き渡しは同年8月上旬の予定。なお、東京23区内1,000坪以上、住居専有面積平均100平方メートル以上の低層マンションは13年ぶり。

 計画地は、イヌ・オオカミ研究の第一人者として知られる故・平岩米吉氏の住居と研究拠点のあった、森のような緑に囲まれた屋敷跡地だったことから、同社「ザ・パークハウス」で実施している生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオネット・イニシアチブ)」の一環で、既存の家屋や樹木を何らかの形で残す方法を検討。(公財)日本自然保護協会と連携し、既存家屋や庭園および自然環境の植生・生態系について、初の試みとして着工前に調査・記録を実施した。調査結果をまとめた報告書は地域のまちづくり等への貢献として日本近代文学館などに寄贈している。

 敷地周囲に植栽帯、南面にも緑地と公開広場を整備し、従前の植物や地域の在来種により敷地の25%を緑地化。既存・移植の樹木を合わせて、高さ3m以上の高木は80本超、高さ1.5m以上の中木は180本超、樹種は75種以上となる計画。一部植物については表土とともに外部で保管し、竣工時に再移植する試みも取り入れた。生物多様性保全の取り組みについて経年的な効果・課題把握のため、引き渡し後も一定期間モニタリングを実施する。把握した内容は、日本自然保護協会等による評価・アドバイスをもとに、管理組合や地域と共有していく。
 さらに、こうした取り組みを顧客に伝えるため、販売センターにおいて、図面等の販売ツールに里山保全の取り組みに関連して作られた紙を使用し、お茶を出す際にプラスチックではない紙製容器のものを提供する。

 4月10日より事前案内会を開始。現時点での資料請求は1,000件超えとなっており、地元エリアの目黒・世田谷区が4割。そのほか都内・神奈川など広い範囲から反響を得ている。40~60歳代の会社員、経営者層、医師を中心に、家族数2~3人の居住用が多い。「自由が丘アドレス」「第一種低層住居専用地域の低層レジデンス」「高台の南傾斜の広大な敷地」といった点が高く評価されている。第1期販売は6月中旬に開始、販売戸数については販売住戸の約3割を予定。坪単価はおおむね600万円超となる見込み。

寝室。折り上げ天井で天井高2m55cmを確保
オンライン内覧の様子。シューズクローゼットでは見せる収納を取り入れた

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生物多様性

生物が固有性を保持しつつ相互に関係し合っている状態の特性・機能をいう。その特性・機能は、生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性の3つのレベルで構成されている。

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