不動産ニュース / その他

2021/5/27

虎ノ門の再開発でLEED最高ランク取得/森ビル

 森ビル(株)は、同社が推進する「虎ノ門・麻布台プロジェクト」(東京都港区)と「虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト」(同)において、米国グリーンビルディング協会(USGBC)による国際環境性能認証制度「LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)」のエリア開発を対象とした「ND(Neighborhood Development)」カテゴリーにおいて、最高ランクのプラチナ予備認証を取得したと発表。

 LEEDは建築物の環境性能評価システムで、水やエネルギーの効率的利用、室内環境、持続可能な資材の利用などを通じて建物やまちの環境性能を評価。WELLは、建物環境の人の健康やウェルネスに及ぼす影響に注目した世界初の建物基準で、主に室内環境や、健康に繋がる施設・サービスを評価している。

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は、区域面積約8.1ha、敷地面積約6万3,900平方メートル、延床面積約86万1,500平方メートル。地上52階建てをはじめ複数棟を建設。オフィス、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設、文化施設などで構成する。2019年8月に着工。23年3月に竣工予定。
 「虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト」は、「虎ノ門ヒルズ 森タワー」(14年4月竣工)、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」(20年1月竣工)、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(22年1月竣工予定)、「(仮称)虎ノ門ヒルズステーションタワー」(23年7月竣工予定)からなり、区域面積7.5ha、延床面積80万平方メートルに及ぶ。「(仮称)虎ノ門ヒルズステーションタワー」は、敷地面積約1万3,960平方メートル、延床面積約25万5,300平方メートル。オフィス、商業施設、ホテルなどからなる地上49階建て。19年11月に着工し、東京メトロ日比谷線新駅「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発を進めている。

 なお、「虎ノ門・麻布台プロジェクト」のA街区と、「(仮称)虎ノ門ヒルズステーションタワー」のA-1街区においても、同協会が運営する人々の健康やウェルネスに建物が及ぼす影響に着目した「WELL(WELL Building Standard)」の予備認証を取得。竣工後には最高ランクのプラチナ認証を取得する見込み。

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LEED

建物と敷地利用の環境性能を評価・認証する仕組み。LEEDは、英語のLeadership in Energy and Environmental Designの略語で、米国グリーンビルディング協会(US Green Building Council)が運営する任意の制度である。

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