不動産ニュース / 開発・分譲

2021/11/26

日鉄興和不、キッチンをワークスペース化

キャスター付き収納を引き出してデスクとして利用することができる

 日鉄興和不動産(株)は26日、運営するリビオライフデザイン総研のシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」が、在宅ワークを想定した「デスクになるキッチン」を開発したと発表した。2022年9月上旬に竣工予定の都心賃貸レジデンス「リビオメゾン上野松が谷」(東京都台東区、総戸数39戸)に導入する予定。

 同ラボが実施した単身世帯の在宅ワークに関する調査では、約4割がコロナ禍で「在宅勤務が増え今後も継続・増加する」と回答した一方で、「在宅勤務の仕事環境が整っていない/仕事が思うようにできない」点を困り事として指摘する声も多く挙がった。
 こうした結果を踏まえ、同ラボでは(株)タカラスタンダードと協同し、「省スペース化・高効率」を念頭にキッチンのワークスペース化を実現。単身世帯向けの賃貸・分譲マンションに標準装備されている横幅約150cmのキッチンカウンターに、縦型2口コンロ(IH仕様)を設置し、シンクとの間に横幅約56cmのワークスペースを創出した。シンクにはキッチン天板と同材の人工大理石の蓋を備えることで、合わせて約110cmの作業空間とすることもできる。

 導入する「リビオメゾン上野松が谷」は、東京メトロ銀座線「稲荷町」駅徒歩10分、つくばEX「浅草」駅徒歩7分に位置。敷地面積243.95平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て、住戸間取り1LDK・2LDK、専有面積30~50.44平方メートル、入居開始は22年10月下旬の予定。

デスクワークに使用する小物を収納する引き出しも設けた

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