不動産ニュース / 開発・分譲

2022/10/20

日鉄興和不、オレンジページとのキッチンPJ第3弾

 日鉄興和不動産(株)は、(株)オレンジページと共同でファミリー向けオリジナルキッチンを開発。20日、販売中の分譲マンション「リビオレゾン北綾瀬」(東京都足立区、総戸数68戸)に導入すると発表した。

 両者は、“もっと料理上手になるキッチン”をテーマに、効率的に料理ができる設備・仕様を研究する「Plus Kitchen PROJECT」を立ち上げ、2019年6月に共同で単身者向けオリジナルキッチンを、同年10月にはファミリー向けオリジナルキッチンを開発。今回は第3弾として、“家族みんな料理が好きになる”ファミリー向けオリジナルキッチンを共同で開発した。

 日鉄興和不動産が運営するリビオライフデザイン総研やオレンジページくらしデザイン部の調査研究で得られた料理や家事、住まいのデータから方向性を検討。くらしデザイン部運営のモニター組織に、個別デプスインタビューも実施している。その結果、コロナ禍で料理頻度が上がり、その分キッチンも汚れ「名もなき家事」が増えたことから、清掃性が高いことに着目。また、在宅勤務の増加により夫の家事・育児への参加もこれまでより見られることから、誰もが使いやすいキッチンであることも開発のポイントとした。

 オリジナルキッチンには、油汚れをボタン1つで掃除できる「フィルター自動洗浄機能付きレンジフード」や、シンクの中のゴミを水の力で排水溝に流してくれるシンクを採用。キッチン周辺のコンセントを増設、レシピホルダーを設置するなど、使い勝手の良さを追求した。シンク前にキッチン側、ダイニング側の両方から利用できる収納カウンターを設け、家事効率アップにつなげる。

 「リビオレゾン北綾瀬」は、東京メトロ千代田線「北綾瀬」駅徒歩5分に位置。敷地面積830.70平方メートル、鉄筋コンクリート造地上15階建て。専有面積33.15~65.43平方メートル、間取りは1LDK~3LDK。オリジナルキッチンは、3LDKのEタイプ(61.61平方メートル)、Fタイプ(65.02平方メートル)、Gタイプ(65.43平方メートル)に導入する。
 竣工は24年3月上旬、入居は同年3月下旬の予定。

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