
茨城県行方市と東急不動産(株)は21日、子育て支援に協力するプロジェクト「みらいをつなぐプレゼント」企画についての基本協定書締結式を開催した。
同プロジェクトは、行方市と東急不動産の両者から行方市民に対し、出生時、小・中学校入学時、中学校卒業時に記念のプレゼントを実施するという取り組み。プレゼントの内容や実施計画の検討・策定は両者が、物品調達は同社、物品配布は同市が行なう。2023年度は、出生時向けプレゼントには離乳食のアソートセットを、小学生に対しては入学時にタブレットのケース配布を、中学生に対しては入学時にステンレスボトル、卒業時にソーラーモバイルバッテリーを予定している。配布時にはお渡しイベントも企画しており、市民との交流の機会創出につなげる考え。期間は最終事業年度の40年度まで。
同社は20年10月にリエネ行方太陽光発電所の運転を開始しているが、公募時のプロポーザル内「地域貢献策に係る提案」に基づき同市に提案するに至った。同社が自治体と協力し、子育て支援に協力するプロジェクトに取り組むのは全国初となる。
協定書締結式で、同市市長の鈴木周也氏は「協定を締結したことにより、本市の次世代を担う子供たちに直接的な支援をしていく。さまざまな場面で協力し、両者の発展につなげていきたい」などと挨拶した。
同社戦略事業ユニットインフラ・インダストリー事業本部執行役員本部長の西田恵介氏は「お子様が生まれて、成長に合わせてプレゼントしていくという企画。これから巣立っていく子供たちのために取り組んでいく。市とはいろいろなことで連携していきたい」などと述べた。