
Terra Motors(株)(以下、テラモーターズ)は13日、山口県柳井市と持続可能な地域づくりを目的に包括連携協定を締結した。今後は両者でゼロカーボンシティの実現を目指し、e-Mobilityの領域で取り組みを進めていく。
協定では、「クリーンエネルギー自動車の普及」「環境問題への意識啓発」「地域における雇用創出」など5項目について連携することとしており、最初の取り組みとして、テラモーターズが提供する日本製のEV充電インフラ「Terra Charge」を市内施設に合計100基設置する。
「Terra Charge」は、電気自動車(EV)向けの充電インフラ。充電設備、専用アプリ、設置工事なども含めてテラモーターズが提供する。
今回導入を計画している施設は、柳井市役所のほか、「都市農村交流施設 ふれあいどころ437」や「翠が丘防災運動公園(複合図書館)」、公民館など。多くの人が集まり時間を過ごす場所を中心に計画している。
設置は、国の補助金を最大限活用しながら、テラモーターズの負担で実施。柳井市は場所の提供だけを行なう。
協定締結後の記者会見で、テラモーターズ取締役会長の徳重 徹氏は、「カーボンニュートラル宣言を行なったものの、具体的な施策が進んでいない自治体が多い。今回柳井市が100基のEV充電インフラを設置するという取り組みが、他の自治体の取り組みを促進するトリガーになることを期待する」と述べた。