不動産ニュース / 開発・分譲

2023/6/19

新線開業で反響増/日本エスコン「新横浜」

「レ・ジェイド新横浜」完成予想図

 (株)日本エスコンが5月18日から販売を開始した分譲マンション「レ・ジェイド新横浜」(横浜市港北区、総戸数190戸、他に店舗2区画)が好調だ。モデルルームをオープンした直後の3月18日に相鉄・東急新横浜線が開業し、交通利便性が飛躍的に高まったこともあり、反響の伸びも加速。1期59戸はすでに50戸に申し込みが入った。

 同物件は、JR横浜線・東海道新幹線他「新横浜」駅徒歩9分に立地する、地上15階地下1階建てのマンション。建設地はパチンコ店跡地で、施工を手掛けるファーストコーポレーション(株)が取得。同社が日本エスコンに持ち込み、共同事業とした。南東を環状2号線に面するものの、横浜市の新横浜北部街づくり協議指針では商業住宅複合ゾーンに指定され、分譲・賃貸マンションの供給が盛んなエリア。

 同市の市街地環境設計制度に基づき、環状2号線に面する部分を中心に公開空地とし、歩道から約5mセットバックさせているほか、集会室を地域に開放。このほか、集会室~エントランス~店舗前への高木の植樹、全住戸への災害備蓄倉庫設置、かまどベンチ設置、CASBEE横浜Aランクの取得などを条件に、高さ制限30mを上回る45mの建物が認められている。

 住戸は、1LDK~4LDKの全19タイプ。南東向きに2LDK~4LDKを、北東向きに1LDK~3LDKを設定。専有面積約30~117平方メートル。二重床・二重天井、天井高2,450mm。内廊下方式で、1フロア12~14戸。Low-E仕様のT2サッシ、食洗器、ディスポーザー、浄水器、ガス床暖房などが標準。

 1期は、1LDK~4LDK、専有面積約30~77平方メートル。販売価格は、2,760万~8,490万円。最多価格帯5,800万円台、7,100万円台。坪単価約340万円。2022年冬にホームページを開設し、現在までのエントリー数は2,000件超。3月14日のモデルルームオープンからの来場者数は350組超。来場者は、地元港北区在住者は3割にとどまり、東急東横線・横浜線・相鉄線沿線などから広域に集客している。DINKS・ファミリー・シニアの実需に加え、1LDKはセカンド・投資目的の購入も多いという。

 竣工は2025年2月、引き渡しは同年3月予定。

モデルルーム
全ての住戸内もしくは玄関横に防災備蓄倉庫を設置している

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