
ミサワホーム(株)は28日、同社の社員2名が国立極地研究所(極地研)により、第65次南極地域観測隊員に選任されたと発表した。
同社は1975年に初めて南極地域観測隊に参加し、これまでの参加隊員数は今回を含め延べ28名、第50次観測隊から16期連続の参加となる。
今回参加する2名は、国立極地研究所の職員として第65次南極観測隊の「設営系」隊員に所属。1名は夏期隊員宿舎や内陸作業用モジュール2の建設工事や既存建物のメンテナンスなどを担当、もう1名は氷床コアを採取するための掘削関連施設の建設工事などに従事する予定。
同社はこれまで、南極地域観測隊の活動拠点となる建物を累計36棟受注し、その延床面積は約5,900平方メートルとなる。また、同社と極地研・宇宙航空研究開発機構が連携して実証実験を行った「南極移動基地ユニット」は、2022年に南極内陸部の標高3,810mに位置する「ドームふじ観測拠点Ⅱ」に設置され、居住施設として使用されている。