不動産ニュース / 開発・分譲

2023/7/6

「推し活」部屋を学生と商品化/コスモスイニシア

「推し活」がテーマの住戸。推しに会うために身なりを整える“かわいくなっちゃう部屋”を用意。あらかじめドレッサーを設置した

 (株)コスモスイニシアは6日、東京都立大学との産学共同プロジェクトとして、「推し活」「日本の感性」がテーマのリノベーションマンションの販売を開始したと発表した。

 同社のノウハウと学生の自由な発想や大学の研究で得られた成果とを組み合わせ、「多様性・変化する暮らしかた」を具現化した商品開発を行なうプロジェクト。2021年11月にリノベーションマンションの商品企画を開始した。今回は、リノベーションマンションの見学や、学生が感じる住まいに関する課題発見ワークショップを行ない、「推し活」と「日本の感性」の2つのテーマを選定。提案内容を具体化するためのフィールドワークを経て商品化した。

 アイドルやキャラクター等、自分の「イチオシ(推し)」を応援する活動である「推し活」がテーマの住戸は、「エクレール石神井公園」(東京都練馬区、総戸数25戸)で商品化。販売住戸は1戸、間取りは2LDK、専有面積は48.27平方メートル。
 生活空間と推し活空間を切り分けることで推し活に専念できる暮らしを提案。“推し活部屋”や、推しに会うために身なりを整えるワイドドレッサー付の“かわいくなっちゃう部屋”を確保。推しのメンバーカラーに合わせリビングドアの色を塗装できるサービスや、推し活グッズを飾れる飾り棚の設置等も実施した。

 「日本の感性」がテーマの住戸は、「パレ・ドール六義園北」(東京都北区、総戸数14戸)で商品化。販売住戸は1戸、間取りは2LDK、専有面積は112.87平方メートル。
 日本の伝統的な住宅や古民家の調査研究を行なって得られた成果を、空間の使い方や、季節に合わせた暮らしなどを大切にした住まいの提案に生かす。障子や襖などで空間を仕切る「可動建具」や、状況や機会によって、空間を、人をもてなす“ハレ”と、日常生活を営む“ケ”に分ける点等に注目し、リビングサイドの茶室を“ハレ”の空間として一段高くし襖等で区切れるようにした。また、建具には空気を通す布張りのものを採用。時期により衣替えのように変化させるなど、四季の移ろいを楽しむ提案を行なう。

「日本の感性」がテーマの住戸。可動式間仕切り(襖)を用いる、ハレとケの分離を意識し空間を分ける等の工夫をした

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