不動産ニュース / ハウジング

2023/10/27

地域の専門家の意見を設計に生かした分譲住宅/中央住宅

平屋タイプのモデルハウス。ペット(猫)との生活をイメージし、壁材はエコカラットを採用し、壁には棚としてもキャットウォークとしても有用なギャラリーシェルフを設置している

 ポラスグループ(株)中央住宅は、埼玉県上尾市で開発中の分譲住宅「yoridokoro上尾」(総戸数70戸)のモデルハウス内覧を28日より開始する。

 開発地はJR高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ライン「桶川」駅より徒歩17分。「桶川」駅から「東京」駅、「新宿」駅などまでダイレクトアクセスが可能で、通勤等の利便性も高い。35戸のまとまった分譲地が2つ連なる形で70戸を構成しており、この規模は上尾市内でポラスグループが供給してきた分譲地の中でも最大となる。

 一戸当たりの土地面積は120.1~185.39平方メートル、建物面積は90.04~95.25平方メートル。間取りは3~5LDKで、平屋も2戸供給する。

 地域で活躍するプロフェッショナルに参画してもらい、意見交換で得たインスピレーションを設計プランに反映する点が特徴。盆栽家の齊藤真之氏の意見を設計に生かしたモデルハウスには、150~200mmの出幅のギャラリーシェルフを壁に設置。ニッチを設け、暮らしの中に盆栽を始めとする自然を取り込み緑と触れ合う生活を提案している。また、(一社)アニマルエイドの田才由美子氏からアドバイスを得た平屋のモデルハウスは、ペットと暮らす生活をイメージし、一部エコカラットの壁を採用、キャットウォークにも棚にもなるギャラリーシェルフを高めの位置に設置している。
 その他120種の野菜を栽培する農園やレストランの経営を行なう(株)ベジタブルボーイズカンパニー代表の大橋一幸氏や町田ローソク(株)代表の町田隆弘氏、乳幼児教育アドバイザーの天野 優氏など、地域で活躍するさまざまな分野の専門家と交流し、意見を設計に反映させていく。また入居が進んでからは、ワークショップやマルシェなどの開催も計画している。

 その他、リビングの一角を2段上げたステージリビングや、ゆとりの面積を確保した開放感のあるワイドリビングなどの採用、専用アプリからオート調理ができるビルトインコンロ、お湯が冷めにくいサーモバス、ハイブリッド給湯器など、新型設備の導入を行なう。

 7月の上旬に広告を開始してから3ヵ月強で、すでに58組の問い合わせを受けている。またモデルハウスの内覧会についても、現時点で26組の予約を受けており、過去の事例と比較しても、反響が大きいという。

 第1期販売(12区画)は11月10日より開始し、2024年8月まで6期に分けて販売していく予定。価格は未定。

2階建てタイプのモデルハウスには、リビングの一角を2段上げたステージリビングを設置

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