不動産ニュース / 開発・分譲

2023/11/30

三井不レジリース、賃貸借契約の電子化を開始

 三井不動産レジデンシャルリース(株)は29日、同社の基幹システムを、イタンジ(株)の不動産関連電子契約システム「電子契約くん」と自動連携し、賃貸借契約を電子化すると発表した。

 イタンジが提供する「ITANDI BB+(イタンジビービープラス)」の不動産関連電子契約システム「電子契約くん」を導入。基幹システム上で重要事項説明書、賃貸借契約書などを自動で生成。生成された契約書類PDFが自動連携され、「電子契約くん」上にアップロードされる仕組み。仲介会社による重要事項説明の実施後は、入居者へ「電子契約くん」から契約書類が送付され、入居者は、PDFの契約書類を確認し合意ボタンを押すだけで、オンライン上で署名が完了する。

 「電子契約くん」上での契約完了後は、署名済みの契約書類が同社の基幹システムに連携され、自動的に保管される。同社が別途入居者専用に提供している「マイページ」から、入居者は契約書類以外の配布書類を閲覧することが可能となる。これにより、契約書類の郵送や顧客の来店が不要となり、審査完了後即日に賃貸借契約を締結することができる。

 「電子契約くん」を導入することで、既存の契約関連書類のペーパーレス化と併せて年間最大約54万枚の紙の削減を見込む。

三井不動産レジデンシャルリース(株)で開始する賃貸借契約の電子化の仕組み

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

書面の電子化

書面が必要とされている手続き等について、電磁的な方法による手続き等を認め、書面化を不要にすること。「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律」(2021年制定)によって措置された。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。