不動産ニュース / ハウジング

2024/5/9

トヨタH他、草加松原で建売373戸

「WELL BIND CITY獨協大学前」のまち並み

 トヨタホーム(株)は9日、戸建て分譲住宅地「WELL BIND CITY獨協大学前」(埼玉県草加市、総戸数373戸)をプレス向けに公開した。同社と東武鉄道(株)およびパナソニック ホームズ(株)・ミサワホーム(株)との共同事業となる。

 旧松原団地建て替え事業および周辺地区を含む再開発計画の最終街区となる。東武スカイツリーライン「獨協大学前〈草加松原〉」駅徒歩13~15分。開発区域面積は6万5,357.08平方メートル。トヨタホームが約7割、パナソニック ホームズとミサワホームが約3割を建設・販売する。

 各住戸は軽量鉄骨造と木造の2階建て。敷地面積は131.15~145.10平方メートル、延床面積は102.44~114.26平方メートル、間取りは3LDK~5LDK。ZEH仕様で、太陽光発電システムやガス・電気のハイブリット給湯器などの環境設備を設置。断熱性や耐震性、耐久性も高めたほか、防災対策として各住戸にV2Hシステム・雨水貯留タンクを用意する。

 「まち並みガイドライン」を採用し、統一感のあるまち並みを創出。街区内の電線を地中化するほか、テイストの違う3街区を設定した。また、街区内に3ヵ所の公園を新設し、コミュニティの場としていく。

 また多世代交流を目的とした共用施設「クラブハウス」も設置。床面積97.87平方メートルのA棟・同28.57平方メートルのB棟の分棟型。A棟はキッチンを備えたパーティルームとして住民同士の集まりなどに使用でき、B棟は住民向けのテレワークスペースとしてコワーキングや個室を用意した。クラブハウスは当面、トヨタホームが所有し、ゆくゆくは管理組合に譲渡する計画。防災備蓄倉庫も設置するなど災害時には近隣住民の避難場所としても使えるようにしている。

 5月18日にモデルハウスを公開し、6月中旬に1期発売する予定。販売戸数は未定で、販売価格は7,000万円程度を見込む。4月に販売サイトをオープンしてから約250件の反響を集めているが、年間50棟のペースで、7~8年かけて販売を進めていく計画。トヨタホーム代表取締役社長の後藤裕司氏は、「人口の年齢構成などを考えた場合、一気に販売するよりも長期間かけて販売していく方が持続可能なまちづくりにつながっていくはずだ」という。

モデルハウスのリビング
交流拠点となる「クラブハウス」

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