不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/8/21

「住みここち」トップは、北海道上川郡東川町

 大東建託(株)は21日、2024年の「街の住みここち」と「住みたい街」ランキング(全国版)の結果を発表した。

 調査期間は24年2月21日~3月14日。「住みここちランキング」は、全国47都道府県居住の20歳以上の男女、20~24年合計84万2,238人を対象に集計。現在居住しているまちについての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点、満足:75点、どちらでもない:50点、不満:25点、大変不満:0点)」の平均値から算出した。「住みたい街ランキング」は、入力された自治体名をもとに複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から投票数を集計して作成している。

 住みここち(自治体)トップは、「北海道上川郡東川町」(偏差値75.2、評点75.9)がトップだった。同町は上水道がなく、全戸が豊かな地下水で生活している。景観条例を制定し、子育て・起業化支援や「写真文化首都」として写真文化を通じたイベントや国際交流に力を入れる等、独自のまちづくりを推進している。

 2位は「東京都中央区」(偏差値:74.7、評点:75.5)。銀座や日本橋など全国的に有名な商業中心地があり、また、臨海部の勝どきや晴海周辺は都心部再開発等により大規模マンションが多く存在する。

 3位は「兵庫県芦屋市」(偏差値:73.0、評点:74.6)。関西の高級住宅地の一つで、住民間の建築協定を景観条例に押し上げ、環境保全に努めている。「神戸」駅や「大阪」駅へのアクセスも便利なまち。

 その他、「千葉県浦安市」(偏差値:71.4、評点73.6)は昨年の13位から9位に順位を上げた。

 住みたい街(自治体)は、「福岡県福岡市」(得票数1,235)で5年連続のトップとなった。次いで2位が「沖縄県那覇市」(同869)、3位が「神奈川県横浜市」(同741)と、いずれも前年と変動はなし。10位の「東京都中央区」(同278)は前年の11位からワンランクアップした。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。