国土交通省は21日、主要都市の高度利用地等における地価動向をまとめた「地価LOOKレポート」(2024年第4四半期)を公表した。
調査対象は、東京圏35地区、大阪圏19地区、名古屋圏8地区、地方圏18地区の計80地区(うち住宅地22地区、商業地58地区)。
当期(24年10月1日~25年1月1日)の地価動向は、前回に引き続き、上昇が80地区(前回80地区)となり4期連続の全地区上昇となった。住宅地の全地区上昇は11期連続、商業地は4期連続となる。住宅地は利便性や住環境に優れた地区でのマンション需要の堅調さから、上昇傾向が継続。商業地は再開発の進展や、国内外からの観光客の増加があり店舗・ホテル需要が堅調であったこと、オフィス需要も底堅く推移したことにより、上昇傾向が継続した。
変動区分率が「上昇(0~3%)」から「上昇(3~6%)」に移行した地区は、商業地で1地区(池袋東口)。住宅地は、変動区分率に変化はなかった。