スターツコーポレーション(株)は12日、2025年3月期決算(連結)を発表した。
当期(24年4月1日~25年3月31日)は売上高2,329億7,800万円(前期比0.2%減)、営業利益326億2,200万円(同7.0%増)、経常利益334億400万円(同0.0%(同800万円)増)、当期純利益242億7,400万円(同9.9%増)となった。
建設事業は、売上高713億6,900万円(同7.6%減)、営業利益63億8,900万円(同7.7%減)と減収減益。受注は順調に推移したものの、資材価格高騰や労務費の上昇が影響した。当期の受注高は828億2,900万円(同0.4%増)とほぼ前年並みを確保した。期末の受注残高は1,425億9,900万円(同8.7%増)となった。
不動産管理事業は管理物件の増加により順調に成長。管理物件の大型営繕工事を積極的に提案してきたこともあり、売上高952億2,600万円(同5.2%増)、営業利益133億5,300万円(同6.4%増)となった。
期末の不動産管理数は、不動産管理事業では賃貸住宅15万4,055戸、月極駐車場10万3,282台、時間貸駐車場5万7,386台。社宅管理代行業では住宅11万7,025戸、駐車場1万2,608台。分譲マンション管理戸数4,505戸、24時間緊急対応サービス受託戸数70万6,316戸を合計すると、住宅98万1,901、駐車場17万3,276台を管理。ビル・施設の管理件数は2,673件となった。
このほか、賃貸仲介事業・売買仲介事業が共に順調に売上高・営業利益を増やしている。不動産営業店舗「ピタットハウス」は全国631店舗(直営113店舗・ネットワーク店518店舗)となった。
次期(26年3月期)については、売上高2,500億円、営業利益350億円、経常利益345億円、当期純利益235億円を見込む。