積水化学工業(株)住宅カンパニーは26日、総合不動産業を手掛ける(株)ベンハウス(横浜市西区、代表取締役:萩間 勉氏)の全株式を取得する契約を23日に締結したと発表した。
2025年度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画において、成長領域に位置付けている不動産・まちづくりを展開するレジデンシャル事業等を強化する取り組みの一環。横浜市・川崎市・湘南エリア・東京23区を中心に展開するベンハウスの株式を取得することで、両社の知見やノウハウを生かせると判断した。
分譲戸建て事業において、住宅用地の形状や立地に応じて積水化学のユニット工法とベンハウスの木造軸組み工法を使い分けたり、施工能力を共有したりすることで職人不足に対応するなどといった効果を見込む。また、積水化学は今回のM&Aをきっかけに賃貸管理事業も拡大する方針。セキスイハイムグループ以外が建築した建物の管理も受託していく。
7~8月をめどに株式譲受の予定。