(一財)日本不動産研究所(JREI)は28日、2025年3月末現在の「全国木造建築費指数」の調査結果を公表した。毎年3月末と9月末に同研究所の不動産鑑定士等が、那覇を除く全国の県庁所在46都市で木造建築費を調査・指数化している。指数は10年3月末を100としている。
25年3月末の指数は128.3(前期比1.7%上昇、前年同期比3.4%上昇)となり、12年9月末調査から上昇が続いている。
全般的な物価水準の上昇局面にあり、資材価格、燃料費等の上昇傾向は鈍化しているが、慢性的な人手不足による労務費や運輸コストの上昇等が反映され、木造建築費は引き続き上昇傾向。