不動産ニュース / ハウジング

2025/6/10

三井H、火熱遮断壁を使用し木造校舎を増築

「桜の聖母学院 中学校」新校舎外観イメージ

 三井ホーム(株)は10日、学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムが運営する「桜の聖母学院 中学校」(福島県福島市)の木造校舎増築工事を着工したと発表した。

 2022年の建築基準法の改正で可能となった「火熱遮断壁等を使用した耐火鉄筋コンクリート造の建物への木造増築」を実施する。建築面積(増築)は943.76平方メートル、延床面積(同)は1,466.13平方メートル。

 耐火鉄筋コンクリート造の既存校舎を生かした上で、準耐火木造校舎を増築する。交流ホール等については木部を現しで施工するため、木造軸組工法(SE構法)を採用した。また、柱や梁の燃えしろ設計(火災時の木造の表面炭化を前提に安全性を確保する手法。使用する木材を太くする)を、同社では初めて実施。一部内装材(床や壁の一部)と家具(下足箱、交流ホールベンチ)には福島県産の木材を活用する。

 竣工は26年1月で、同年4月より校舎として使用する予定。

エントランス・下足箱イメージ

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。