不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2025/6/30

販売戸数が大幅増/スター・マイカ25年11月期2Q

 スター・マイカ・ホールディングス(株)は30日、2025年11月期第2四半期決算(連結)説明会を開催。同社代表取締役の水永政志氏が、決算概要や中期経営計画(24~26年)の進捗状況等について説明した。

 当期(24年12月1日~25年5月31日)は、売上高337億2,200万円(前年同期比23.7%増)、営業利益40億1,700万円(同39.9%増)、経常利益35億4,900万円(同47.0%増)、当期純利益24億3,100万円(同45.8%増)。中期経営計画に掲げた各戦略が奏功し、中間連結会計期間で過去最高となる売上高および利益を計上した。

 リノベマンション事業では、相対的に利益率の高いオーナーチェンジ物件の販売戸数増を軸に、収益を拡大。積極的な物件購入を行ない、保有戸数が増加したことから、賃貸売り上げは23億5,133万円(同3.3%増)となった。販売面においても、高価格帯の空室物件の販売が販売戸数および利益率の押し上げに貢献。販売売り上げは304億9,206万円(同30.1%増)、販売利益率は14.6%(同1.3ポイント増)。その結果、売上高は328億4,340万円(同27.7%増)、営業利益は36億9,217万円(同58.7%増)と、大幅な増収増益となった。

 インベストメント事業については、営業投資有価証券の一部売却や、保有する1棟収益物件を売却。次の投資案件に向けた検討を行なうなど、売上高4億2,628万円(同51.8%減)、営業利益1億4,753万円(同21.5%減)を計上。
 アドバイザリー事業では、仲介手数料収入が増加するも、コンサルティングにおけるスポット報酬の減少により、売上高は8億8,918万円(同8.9%減)、営業利益は5億1,738万円(同23.4%減)にとどまった。

 引き続き、中期経営計画の進捗状況について言及。「事業戦略」では、オーナーチェンジ物件の戸数比率は、購入・販売とも通期計画を上回る水準で推移しており、都市部での物件購入にも注力。「財務戦略」については、約7億円の増資で財務基盤強化を図り、約25億円分の追加の物件購入が可能となっている。「IR戦略」では、セミナーのアーカイブ配信や1on1面談を活用し、経営方針や戦略を伝達。国内・海外とも機関投資家等と着実にリレーションを構築している。「中期経営計画に則り、成長投資に加えて総還元性向40%の株主還元を目指す。今後も安定配当、増配を継続していく」(水永氏)。

 通期については、売上高640億6,100万円、営業利益62億9,800万円、経常利益49億8,100万円、当期純利益34億4,200万円を見込む。

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