不動産ニュース / 開発・分譲

2025/8/4

流山の分譲住宅で「1.5階建て」提案/中央住宅

「ひととき 流山市松ヶ丘・南柏」で提案している「1.5階建てプラン」を採用した住戸外観
「1.5階建て」プランでは主寝室や離れ居室を1階に設けることで、2階建てでありながら1階部分で生活が完結する間取りとしている

 ポラスグループの(株)中央住宅は7月31日、分譲住宅「ひととき 流山市松ヶ丘・南柏」(千葉県流山市、全67戸)を報道陣に公開した。

 JR常磐線「南柏」駅徒歩10~12分に立地。開発用地は双日(株)の社宅で、2021年11月に街区の開発を開始した。総開発面積は1万881.50平方メートル。建物は木造2階建て(在来工法)。間取りは2LDK~6LDK。土地面積135.01~137.92平方メートル。建物面積90.66~123.21平方メートル。

 リビングとテキスタイルフロアをフラットにし趣味や子供の遊び場として利用できる空間とした「FLAT KIDS TEXTILE FLOOR」、リビングから小上がりになったスペースを設けた「KOAGARI KIDS TEXTILE FLOOR」、リビングから小上がりになった場所に堀机を設けた「SKIP KIDS」など、計3スタイルのプランを提案。セカンドリビングや離れ居室、プライベートテラス&ガーデンを設けた住戸も用意する。

 また、2階建ての戸建住宅は、部屋数は取れるものの「老後の生活が送りづらい」「親の介護がしづらい」といった問題があることに対応。一般的に2階に置く主寝室などといった居室を1階に設けることで、2階建てでありながら1階部分で生活が完結し、住まい手のライフスタイルの変化に柔軟に対応できる「1.5階建て」プランを新たに提案。計3棟用意した。
 同プランでは、1階にLDK+続き間や小上がり空間+水回り、さらには主寝室や離れ居室を計画することで、平屋の特性を再現。2階には広めのバルコニーを設け、“空庭”とした。下屋部分の余剰空間を利用してリビングに吹き抜け空間を設けるなどの工夫も施している。一方で、2階に置いたベッドルームやキッズルームなどにより部屋数や収納スペースは確保。階段によりリビングとプライベート空間を分けられるなど、2階建ての特性も有する。

 23年7月7日に開始した1期販売は、販売戸数14戸、間取り2LDK~6LDK、土地面積135.01~135.51平方メートル、建物面積90.66~110.33平方メートル。全戸引き渡し済み。24年11月29日に開始した2期販売は、販売戸数17戸、間取り2LDK~5LDK、土地面積135.03~136.63平方メートル、建物面積94.39~105.37平方メートル。6戸引き渡し済み。26年9月に開始予定の3期販売は、販売戸数18戸、間取りや面積は未定。25年3月28日に開始した4期販売は、販売戸数18戸、間取り3LDK~4LDK、土地面積135.10~137.92平方メートル、建物面積96.67~123.21平方メートル。7戸契約済み。販売価格は5,490万~6,790万円。
 購入者は、東京都内や神奈川県在住者を中心に、ファミリー層が約7割、DINKSが約2割。30歳~40歳代が過半だった。最寄り駅からの近さや子育て環境の良さが評価されているという。
 なお、3期販売よりも4期が先行していることについて、同社は「地域事情により一体開発が難しかったため。3期を先に開発すると、開発面積の関係から一体開発に当たってしまうことから4期を先行して開発している」としている。

 街区の開発終了は、26年9月の予定。

「FLAT KIDS TEXTILE FLOOR」スタイルプランのモデルルーム
3期開発予定地。奥は建設中の4期

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