三井不動産(株)は5日、2026年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
当期(25年4月1日~6月30日)は、売上高8,023億1,600万円(前年同期比27.3%増)、営業利益1,601億1,200万円(同58.1%増)、経常利益1,440億500万円(同59.7%増)、当期純利益1,242億3,200万円(同91.1%増)となった。営業利益と持分法投資損益、固定資産売却損益を合わせた事業利益は1,877憶900万円(同79.2%増)。
各数値第1四半期としては過去最高を記録。主要4セグメント(賃貸、分譲、マネジメント、施設営業)の各事業利益についても第1四半期過去最高だった。
賃貸セグメントでは、営業収益が2,260億4,300万円(同9.1%増)、事業利益457億6,400万円(同2.7%増)。国内外のオフィス収益・利益が拡大したことなどにより増収増益。当四半期末の首都圏オフィス空室率は1.1%となり、前期末の1.3%からさらに改善した。
分譲は営業収益3,317億7,200万円(同42.1%増)、事業利益1,247億1,000万円(同156.2%増)。国内で「三田ガーデンヒルズ」「パークシティ高田馬場」といった物件の引き渡しが進捗。投資家向けや海外住宅分譲も好調だった。当期計上予定の2,800戸に対する契約進捗率は93.3%。
マネジメントは営業収益1,201億5,800万円(同4.4%増)、事業利益174億5,300万円(同15.5%増)。仲介・アセットマネジメント事業においては大型の法人仲介件数の増加や個人仲介の単価上昇等によって増収増益。
施設営業は営業収益627億9,600万円(同12.5%増)、事業利益144億500万円(同28.3%増)だった。
通期業績に関しては、売上高2兆7,000億円、営業利益3,800億円、事業利益4,250億円、経常利益2,850億円、当期純利益2,600億円を見込む。