不動産ニュース / 仲介・管理

2025/9/11

物流施設屋上に共同農園。農作業でコミュニティ醸成

「“Vegestic Farm”Yokohama Sugita by grow」

 野村不動産(株)と(株)IHIは11日、共同で開発した大規模物流施設「Landport横浜杉田」(横浜市金沢区)の屋上にスマートコミュニティ農園「“Vegestic Farm”Yokohama Sugita by grow」をオープンしたと発表した。

 同施設は2025年3月に竣工。首都高速湾岸線「杉田」ICから680m、横浜港から約11km。敷地面積7万1,034.94平方メートル、免震構造地上4階建て、延床面積16万3,409.47平方メートル。詳細は、4月18日のニュースを参照。

 「“Vegestic Farm”Yokohama Sugita by grow」は、同施設の屋外のサードプレイスとして設けた。共同栽培による食と農の体験を通じて同施設のワーカーの就労環境の向上を図ることを目的としている。ワーカーは栽培する野菜の選定から参加。利用者同士で時間を共有し、対話・作業を行なうことで、日常の業務から離れたコミュニティを育む。

 プランティオ(株)が提供するデジタルファーミングプラットフォーム「grow」を搭載し、DX化。ワーカーは水やりのタイミングなどをアプリで知ることができる。「grow」はこれまでビルやマンション、商業施設の屋上等に導入されてきた。物流施設への導入は今回が初。

 9月8日にオープニングイベントを実施。農園に対する帰属意識や愛着を持ってもらうことを目的に、ワーカーによる土入れや種まきを実施した。

 なお、同施設は「オープン・シェア型」の物流施設として、施設内の広場など施設が有するリソースを地域イベントの開催場所や防災拠点として地域に広く共有する。今後は同農園でも地域の方々を迎え入れ、食農体験を通じた交流の場の創出等を図っていく。 

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