(株)東京カンテイは16日、2025年9月の三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出した。
首都圏の平均賃料は、全域での弱含みが影響し3,843円(前月比0.4%低下)となり、1都3県では昨年10月以来の下落となった。都県別では、東京都4,614円(同1.2%低下)、神奈川県2,652円(同0.9%低下)、埼玉県2,115円(同0.8%低下)、千葉県2,058円(同0.6%低下)と全都県で下落傾向を示した。
近畿圏は2,241円(同0.4%低下)と、小幅ながら4ヵ月連続で下落。大阪府では築浅事例の減少で平均築年数が約0.6年進んだにもかかわらず、2,580円(同0.4%上昇)と2ヵ月ぶりに上昇した。一方、兵庫県では1,802円(同1.4%低下)と2ヵ月ぶりに下落し、当月と平均築年数が同程度であった2月や3月の水準を下回った。
中部圏は2,057円(同1.7%上昇)、愛知県は2,112円(同1.9%上昇)と、築浅事例が増加したことで、ともに直近1年間の最高値を更新した。