リゾートトラストグループの(株)ハイメディックは29日、予防医療の知見を生かした介護付有料老人ホームの新ブランド「ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン」を、11月1日に創設すると発表。初弾として、既存の介護付有料老人ホーム「トラストガーデン等々力」(東京都世田谷区、総居室数57室)と「トラストガーデン南平台」(東京都渋谷区、総居室数41室)をリブランディングし、新たに運営を開始する。
同社は全国で23施設のシニアレジデンスを運営している。新ブランドでは、認知症予防の視点から、「その人らしさ」を尊重したケアを追求。「運動」「コミュニケーション」「食事」「睡眠」の4つを柱とした多角的アプローチを実践する独自のケアモデル「ハイメディック・ケア」を展開していく。
「運動」では、認知症を専門とする脳神経内科医と共同で、入居者一人ひとりのADL(生活動作レベル)に合わせた運動プログラムを開発。中庭での散歩や園芸療法も組み合わせ、新しい運動習慣を提案する。「コミュニケーション」では、施設内にコミュニティスペースを設け、アクティビティや趣味の時間、季節のイベントなどを通じて、社会との接点を保ち続けられる暮らしを実現。「食事」は、加齢に伴い心身が虚弱となる状態(フレイル)を予防する「フレイル予防食」をベースに提供する。
「睡眠」では、共用部分に生体リズムを整える照明システムを導入。居室には「睡眠センサー」を導入し見えない睡眠の状態をデータ化することで、睡眠の質にもアプローチしていく。
「ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン等々力」は、東急大井町線「尾山台」駅徒歩約12分に立地。2014年竣工。敷地面積約1,781平方メートル、延床面積約2,647平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階建て。
「ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン南平台」は、JR山手線・埼京線・地下鉄・京王井の頭線・東急各線「渋谷」駅徒歩約10分 に立地。05年竣工。敷地面積約1,069平方メートル、延床面積約2,065平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階建て。
